心のバランスがとれない夜
助けてほしいと心の中で叫ぶ
助けなど来ないのを本当は知っている
何万回と叫んだけど来たためしがないから
絶望を感じながら自分に意地悪する
自傷行為をしていた頃の名残りだね
こんな夜を幾千と越えてきた
だから今夜を乗り切る方法も知っている
ただ目をつむり無理やり心を押さえ込む
限界が来ても限界を塗り替えるだけ
パニックも絶望も想いも無理やり押さえ込む
時間が解決してくれる?
日にち薬?
何十年たてば治るの?
そんなことを考えながら眠りに落ちる
ああ、あなたは何も知らないだろうね
人生じょうずに生きたから
それでも私の苦しみを知ってほしいと願う夜
伝わらないことを知りながら
何十年も繰り返しているこんな夜を
おやすみなさい
今夜も苦しみを押さえ込む
眠りに落ちれる刻が来るまで
YUITA