徒然なるままに

こころもよう

宙船(そらふね)

その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

その船は今どこに ふらふらと浮かんでいるのか
その船は今どこで ボロボロで進んでいるのか
流されまいと逆らいながら
船は挑み 船は傷み
すべての水夫が恐れをなして逃げ去っても

 
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

その船は自らを宙船(そらふね)と 忘れているのか
その船は舞い上がるその時を 忘れているのか
地平の果て 水平の果て
そこが船の離陸地点
すべての港が灯りを消して黙り込んでも

その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

何の試験の時間なんだ 何を裁く秤(はかり)なんだ
何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ
何の試験の時間なんだ 何を裁く秤なんだ
何を狙って付き合うんだ 何が船を動かすんだ

その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな
その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

 

 

宙船の歌詞です♪この歌の歌詞には、明言が、いくつも隠れていますが、皆が一番、

心を打たれるフレーズは、おそらく

「その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな。」

だと思います。人生、なにかと、嵌まりやすい痛いところを、素晴らしい表現力で、書き上げたフレーズですよね。

 

あと、個人的には、

「その船は自らを宙船(そらふね)と 忘れているのか
その船は舞い上がるその時を 忘れているのか。」

というフレーズも、好きです。

若い人は、もしかしたら、この曲知らないかも、しれませんね。中島みゆきさんの作詞作曲で、TOKIOが歌っている、人生観を顧みれる、とても素晴らしい歌です。一度で、よいから是非、聴いてみて下さい。