徒然なるままに

こころもよう

自殺について

その程度のことで、あなたは自殺などというもっとも愚かで卑劣で、はた迷惑で自分勝手で、そして命を無駄にする周りを悲しませる罪深くて、なによりももったいない行為に走ろうというのですか?

 

上記の文は、ある本の登場人物が自殺を謀った人へ言い放った言葉です。自殺願望の強い私には正直、耳が痛いものでした。

「卑劣で、はた迷惑で自分勝手で、そして命を無駄にする周りを悲しませる罪深い行為」

確かに、その通りで、返す言葉も鈍ります。

     でも、鈍った反論ですが、辛くて苦しくて、どうしても生きていられないから、自殺をするのです。死は優しいです。現世の地獄を終わりにしてくれるのだから。もう生きられない。だから自ら命を断つのです。

     しかしながら、私という人間は、一人で、生きている訳ではないのです。両親や妻など恩義のある人物が悲しまない困らない、はずはないのです。だから、どんなに死にたくても自殺は、いけないのです。

 

「あなたは自殺などというもっとも愚かで卑劣で、はた迷惑で自分勝手で、そして命を無駄にする周りを悲しませる罪深くて、なによりももったいない行為に走ろうというのですか?」

 

「卑劣で自分勝手で、はた迷惑で、周りを悲しませる行為。」

 

自殺は確かにその通りだから、してはいけない。どんなに苦しくても生きなければ、いけない。私は、そう思って今日も生きています。

 

追伸      様々な理由で自殺を選び遂行した人すべてが、今日、書いた通りではないことと私も思いますので、そのことを慎んで、付け加えさせていただきます。

また、並々ならぬ理由で、自殺された方の、ご冥福を心より、お祈りいたします。